3.06.2017

3.4「立ち呑み酒場Salud!! @高円寺コネクシオン」プレイリスト


前回に引き続き、ゲストDJの一人として呼んでもらいました。完全に自由に回させてくれて、Salud!!チームの皆さんには本当に感謝します。
来てくれた方々、Ustreamで見てくれた人たち、陰ながら支えてくれる人たちにも御礼を。ありがとうございました。

以下、僕がかけた曲目を載せておきます。約35分、全9曲でした。


Willie Colón "Calle Luna Calle Sol"『Lo Mato』(1973) USA

Antobal's Cubans "Cachita" (1937)『The Music of Cuba 1909-1951』Cuba
(↓英語詞ヴァージョンですが…)

Concha Buika "Siboney"『La Noche Más Larga』(2013) Spain

Javier Ruibál "Isla Mujeres" (2001)『Sahara』 Spain

Songhai (Ketama, Toumani Diabate, Danny Thompson) "Mani Mani Kuru"『Songhai』(1989) Spain, Mali, UK

Jorge Ben "Hermes Trismegisto Escreveu"『África Brazil』(1976) Brazil
※この曲はリンク見つけられず。どの曲もカッコ良いので、アルバムを探してみてください。

Quarteto Novo "Misturada" (1967)『Best of Brazil 1000』Brazil

Egberto Gismonti "Karatê"『Circense』(1980) Brazil

Lô Borges "A Via Láctea"『A Via Láctea』(1979) Brazil
※この曲もリンク見つけられず。アルバムの他の曲なら出てきますし、どの曲も優れているので、ぜひ探してみてください。


次回は4/22(土)、「Salud!!VOL.30@中野HEAVY SICK ZERO」として、バンドを招いての開催が決定しています。
詳細は3月中に発表予定とのことです。


3.05.2017

3.1「music bar 45」DJプレイリスト


大変遅くなりましたが、記録として残しておきます。

当初2/28に予定してもらっていましたが、我々の師でもあるピーター・バラカンさんのDJと日時が重なってしまい、急遽ずらしてもらい月初の開催となりました。
広い意味での「ヴォーカル特集」第二弾でしたが、今回もジャンルは横断して自由気ままにかけていきました。
毎回言っていますが、来ていただいた方々、目に見えないところで応援してくれる人たち、伸び伸びとやらせてくれる高橋店主と小山さんに感謝します。

今回も一曲ずつ交互にかけ合う方式で、2人合わせて全64曲でした。
僕はCDやiTunesで買ったものも含みますが、小山さんは全てアナログ盤で。こだわりを貫いています。

M=小山雅徳さん、Y=熊谷悠一

※ミュージシャン名 "曲名"『アルバムタイトル』(発表年)
の順で表記しています。

くどくなるかもしれませんが、今回は一言ずつコメントをつけてみました。

まずは誕生日が近かったこともあり、この人から。
Y. George Harrison "All Those Years Ago"『Somewhere in England』(1981)

一曲目だったら"Start Me Up"だったそうです。
M. The Rolling Stones "Waiting on a Friend"『Tattoo You』(1981)

ジョンとポールが共に歌う曲。
Y. The Beatles "Tell Me What You See" (1965)『Beatles Ⅵ』

初めて聴きましたが、カントリー界のベテランのようです。
M. Jack Scott "Tennessee Saturday Night"『Way to Survive』(2015)

カントリー寄りの明るい楽曲で返答。
Y. Creedence Clearwater Revival "Lookin' Out My Back Door"『Cosmo's Factory』(1970)

一般的にあまり評価されない盤もアナログでかけると味わい深いものです。
M. Neil Young & the Shocking Pinks "Bright Lights, Big City"『Everybody's Rockin'』(1983)

久し振りに聴けたアルバムから。名作は聴くほどに熟成していきます。
Y. Neil Young "Heart of Gold"『Harvest』(1972)

さらに古い録音へ。
M. Merle Travis "Louisiana Boogie" (1954)

この時期の録音はどれも生き生きとしていて楽しい。
Y. Elvis Presley "Baby, Let's Play House" (1955)『The Complete Sun Sessions』

後にClashで知られる曲。もっと力が抜けていて、良い塩梅。
M. The Bobby Fuller Four "I Fought the Law" (1965)

夢見心地な曲調へ。
Y. The Everly Brothers "Devoted to You" (1958)『The Best of The Everly Brothers』

2人のシンガーソングライターによる共演盤から。なお日付変更したので、当日は水曜日でした。
M. Shawn Colvin & Steve Earle "Ruby Tuesday"『Colvin & Earle』(2016)

何となく女性ヴォーカル繋がりで。マスル・ショールズ録音。
Y. Cher "Cry Like a Baby"『3614 Jackson Highway』(1969)

「チュバ・チュバ・マイ・ベイベー」という繰り返しが耳に残る。
M. Barbara Lewis "Hello Stranger" (1963)

他にもかけたい曲ある二人組なれど、まずはこれで。ホーンも印象的。
Y. Sam & Dave "Hold On, I'm Comin'" (1966)『Attlantic R&B 1947-1974 Vol.6: 1965-1967』

こんな作品も出していたとは。70年代らしい演奏。
M. The Coasters "Mustang Sally"『The Coasters on Broadway』(1973)

この曲もホーンが特徴的。冒頭から高らかに鳴り響く。
Y. Otis Redding "Mr. Pitiful"『The Great Otis Redding Sings Soul Ballads』(1965)

 "(You Make Me Feel Like) a Natural Woman" を男性がカヴァーすると…。
M. Bobby Womack "Natural Man"『The Facts of Life』(1973)

作曲者繋がりで。洗練された演奏が今なおカッコ良い。
Y. Carole King "It's Too Late"『Tapestry』(1971)

90年代にもこんなに優れた録音を残していたとは知らなかったです。
M. Linda Lewis "For Love's Sake"『Second Nature』(1995)

Kenny Altmanが書く曲が好きで、「誠実であれ 偽りなく」という歌詞が今の時代にも刺さる。
Y. The Fifth Avenue Band "Faithful Be Fair"『The Fifth Avenue Band』(1969)

二度あることは三度ある。三たび登場。評価が分かれるこの作品も、アナログで鳴らすとギターの音が太いこと!
M. Neil Young "Mr. Disappointment"『Are You Passionate?』(2002)

(メキシコとの)国境を越えるこの歌の内容も、今はより一層重みが増しているような気がします。
Y. Ry Cooder feat. Freddy Fender "Across The Borderline"『The Border』(1981)

Ry Cooderがプロデュースとギターを手掛ける三人娘。
M. The Haden Triplets "Memories of Mother & Dad"『The Haden Triplets』(2014)

やはり女性ヴォーカル繋がりで。"Never Turn Back"としても知られるスピリチュアル(霊歌)。
Y. The Pentangle "No More My Lord"『Sweet Child』(1968)

ジングルの導入から。一人ヴォーカルの多重録音でアルバム丸ごとカヴァーした驚きの意欲作。
M. Petra Haden "I Can See for Miles"『Petra Haden Sings: The Who Sell Out』(2005)

何となくロックの繋がりで。"Sweet Thing"もかけたかったが針が飛ぶので、こちらで。
Y. Van Morrison "The Way Young Lovers Do"『Astral Weeks』(1968)

夫婦名義でのアルバムから。
M. Leon & Mary Russell "Rainbow in Your Eyes"『Wedding Album』(1976)

シンセサイザーの音が聴こえたので、思いつきで。この曲もジョージ・オーウェル『1984年』に影響を受けて作ったとか。
Y. Stevie Wonder "Big Brother"『Talking Book』(1972)

「己の歌を歌え」と呼びかける、ルーツロック調の渋いソングライター。Yep Rocレーベルから。
M. John Wesley Harding "Sing Your Own Song"『The Sound of His Own Voice』(2011)

良い歌に良い曲。Allen Toussaint作。
Y. Boz Scaggs "Freedom for the Stallion"『My Time』(1972)

古き良きジャズ・ヴォーカル風の編曲。
M. Eric Clapton "The Folks Who Live on the Hill"『Old Sock』(2013)

グレイトフル・デッドを様々な人がカヴァーした企画作より。Elvis Costello "Ship of Fools"もかけたかった。
Y. Lyle Lovett "Friend of the Devil"『Deadicated : A Tribute to the Grateful Dead』(1991)

ギター師弟の共演作で、どちらも楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
M. Chet Atkins, Mark Knopfler "There'll Be Some Changes Made"『Neck and Neck』(1990)

ニュー・オーリンズの歌い手がカントリー寄りの曲を取り上げている作品。音楽仲間に教えてもらいました。
Y. John Boutté & Uptown Okra "High on a Mountain Top"『Carry Me Home』(2002)

全く知らなかったが、やはりYep Rocレーベルからのブルーズ寄りの人。敢えて60年代ぽい音作り。
M. Peter Case "Somebody Told the Truth"『Wig!』(2010)

自作自演型の歌い手で繋ぐ。前向きな姿勢の歌詞。
Y. Tracy Chapman "Talkin' Bout a Revolution"『Tracy Chapman』(1988)

Stevie NicksがFleetwood Mac以前に組んでいたユニット、とのこと。可愛いらしい歌声。
M. Buckingham Nicks "Crying in the Night"『Buckingham Nicks』(1973)

出たばかりの2作目から、今のところ一番胸に響く曲を。
Y. Rhiannon Giddens "Birmingham Sunday"『Freedom Highway』(2017)

発売当時に聴いたことを思い出す、刺激的な作品。最近発売されたばかりのアナログ盤から。
M. Senti Toy "How Many Stories Do You Read on My Face"『How Many Stories Do You Read on My Face』(2006)

ここ最近の発見の一つ。Dick Connetteという作曲家が、古いアメリカの音楽を再構築する試み。ヴォーカルのSonya Cohenは残念ながら亡くなってしまったようです…。
Y. Last Forever "Hide and Seek"『Last Forever: New and Old Songs out of the American Tradition』(1997)

ビートルズの有名作を、レゲエで丸ごとカヴァー。これは面白い!
M. Easy Star All-Stars, Max Romeo "Fixing a Hole"『Easy Star's Lonely Hearts Dub Band』(2009)

目下の最新作は聴きやすい作りで音質もとても良い。個人的には青春期をともに過ごしたバンドの一つ。
Y. Radiohead "Decks Dark"『A Moon Shaped Pool』(2016)

UKロックのよりポップなところを。Colin Mouldingの書く曲もまた良いとのことで意見が一致。
M. XTC "Ballet for a Rainy Day"『Skylarking』(1986)

この人の表現力もまた独特。シングルで出た曲。
Y. Björk "It's in Our Hands" (2002)『Greatest Hits』

西海岸モダン・ブルーズマンによる、限定10”ピクチャー・ディスク。全編にラップ・スティール・ギターが響き渡る。
M. Freddie Roulette "The Thrill is Gone" (1998)

再びソウル寄りに。Curtis Mayfieldプロデュース曲。
Y. Gladys Knight & The Pips "Make Yours a Happy Home" (1974)『The Best of Gladys Knight & The Pips』

Daptoneレーベルからの古き良きソウル、女性ヴォーカル二人組。こんな人たちもいるんですねぇ。
M. Saun and Starr "Look Closer (Can't You See the Signs?)"『Look Closer』(2015)

ファンク寄りになった時期も好きな曲が多い。
Y. The Temptations "I Can't Get Next to You"『Puzzle People』(1969)

唯一無二のサックス奏者、The Isley Brothersの曲を取り上げる。普遍的な力あり。
M. Maceo Parker "I've Got Work to Do"『Dial MacEo』(2000)

Clyde Stubblefieldのドラム。
Y. James Brown "Mother Popcorn Pt.1" (1969)『Get On Up : The James Brown Story Original Motion Picture Soundtrack』

ヴォーカル特集のはずが、この曲はインストゥルメンタルなのでは…?との疑いが。前回もそんなことがあったような。ギターが歌っているとも言えますが。
M. T-Bone Walker "Shufflin' the Blues"『T-Bone Blues [Atlantic]』(1959)

ブルーズ繋がりで。夜を明かす勢いだった店内の皆さんに捧げる曲。
Y. Howlin' Wolf "All Night Boogie" (1954)『The Best of Howlin' Wolf』

この時期にもソロ作があることすら知らず、なおかつアナログ盤で。ひれ伏すしかありません。
M. Pops Staples "Pray"『Peace to the Neighborhood』(1992)

前の曲に釣り合うのは、このぐらいしか思いつかず。かけて良かったと心底思える曲の一つ。
Y. Donny Hathaway "Someday We'll All Be Free" (1973)『The Best of Donny Hathaway』

直感で「ジャケ買い」したそうで、どことなくSteely Dan。
M. Powder Blue Tux "Mayfair"『Container Zero / Mayfair (7")』(2002)

ここから少しアイルランドへ。この歌い手も素晴らしいです。
Y. Dolores Keane "New Deal"『Night Owl』(1997)

無骨な感じの組み合わせ。
M. Steve Earle with the Pogues "Johnny Come Lately"『Copperhead Road』(1988)

もう一人アイルランドの女性を。しっとり聴かせてくれる声。
Y. Bill Jones "From My Window"『Two Year Winter』(2002)

これも意外に思える組み合わせながら、安定して聴かせてくれる歌唱。
M. Willie Nelson with Cyndi Lauper "Let's Call the Whole Thing Off"『Summertime: Willie Nelson Sings Gershwin』(2016)

対抗するわけではないけれど、やはり前の曲との釣り合いを考えるとこの人ぐらいしかいない。
Y. Billie Holiday "I Cover The Waterfront" (1941)『Billie Holiday Vol.5』

この頃には、もう終了予定時刻も過ぎていました。スカの明るい曲調で一旦締め。
M. Lord Tanamo "I'm in the Mood for Ska" (1965)

アンコール的に、哀愁も漂うこちらを。
Y. Cesaria Evora "Sodade"『Miss Perfumado』(1992)

アコーディオンの名手で今度こそ終了。
M. Flaco Jiménez "Did I Tell You"『Flaco's Amigos』(1988)


Marvin Gaye『I Want You』 (1976) に切り替えて、お店をあとにしたのでした。

長々とお付き合いありがとうございました!

次回は3/28(火)、「メロディの美しい曲」特集です。
もしご都合あえば、遊びに来てください。よろしくお願いします。