2.23.2016

2月20日(土)松江の懇親会BGMプレイリスト

持ち時間は30分、自由に選んでいいとのことだったので、アイルランド音楽をテーマに作ってみました。最後の最後まで悩んで、その場で組み替えたりもしましたが、しっかりとした音響で鳴らすことができて、とても気持ち良かったです。聴いてくれた人たちに感謝します。

Paul Brady "Rainbow"『Transatlantic Sessions-series 3, volume two』(2007)

Sharon Shannon "Bungee Jumpers"『Out The Gap』(1995)

Dónal Lunny "Glentown"『Coolfin』(1998)

The Bothy Band "Pretty Peg / Craig's Pipes"『1975』(1975)

Planxty "Raggle Taggle Gypsy / Tabhair Dom Do Lamh"『Planxty』(1973)

Martin Hayes "Crooked Road / The Foxhunter's Reel"『Under The Moon』(1995)

Van Morrison "Magic Time"『Magic Time』(2005)

The Chieftains feat. Ry Cooder "Santiago de Cuba"『Santiago』(1996)

2.22.2016

松江の重層的な文化に触れる

2月19〜21日は、松江2泊3日の凝縮された旅に出ていました。

松江ニューオリンズ倶楽部が主催のピーター・バラカンさんDJイヴェントが目的でしたが、その前後にも全国から集まった仲間たちと充実した時間を過ごしました。

気合い入りすぎの前乗り組で、到着日の夜から集合し本音トーク連発。

当日は午前中から米子「Daraz FM」さんで、ピーター・バラカンさんをゲストに招き2時間の公開収録を見学。めちゃくちゃ勉強になりました!放送は2月28日(日)16〜18時です。



いよいよ本番のイヴェントは、松江城の敷地内にある松江興雲閣に場所を移し、Allen Toussaint を偲ぶ会。バラカンさんはこの日のために80曲以上も選んできたそうで、作曲者/プロデューサーとしての側面にも光を当て、多角的に業績を振り返ることができました。


続く懇親会ではニューオリンズのガンボもありの食事を楽しみつつ、僕は僭越ながらBGMを担当しました。和歌山のラジオDJ松本さんは’50sの古いR&Rクラシックス中心の選曲。僕はあまり深く考えずに、松江との繋がりからアイルランド音楽をかけましたが、思った以上に好評をいただきとても嬉しかったです。


その後さらに打ち上げも用意していただいて、そのうえJon Clearyたちも来たというバーにまで連れて行ってもらい、結果的に飲み倒した1日になりました。

2.13.2016

'contact' by Monsieur Raphael Sebbag

昨夜はRaphael SebbagさんのレギュラーDJイヴェント「CONTACT」に遊びに行きました。


渋谷駅から歩いてすぐの「music bar 45」さんは今回初めてお邪魔しましたが、音楽好きの店主が切り盛りする、とても楽しい雰囲気のお店です。お酒も相当こだわってらっしゃる様子。美味しかったー。

ラファエルさんがUNITED FUTURE ORGANIZATION(U.F.O.)のメンバーだということすら知らなかった僕ですが、DJブース前の特等席でノリの良いサルサ連打を堪能してきました(ほぼ何をかけているか分からず)。夜もいい時間になってからは、さらなる来客で溢れそうになっていました。

25日にこちらでDJをいたします。リハーサルも兼ねて僕も少し回しました。ラテンで30〜40分というお題だったので、慣れない選曲にかなり苦しみましたが、なんとかかき集めてきました。
昨年末のInterFM「Sueño del Barrio」のイヴェントで購入したレコードも含め、最近かなり参考にさせてもらっている同番組へ捧げます。

本来は曲ごとに解説を入れたいところですが、いずれまた機会を見て。

Steve Winwood "Now That You're Alive"『About Time』


War "Get Down"『All Day Music』

Los Lobos "I Got Loaded"『How Will The Wolf Survive?』

Ry Cooder feat. Little Willie G. "Onda Callejera"『Chávez Ravine』

Arsenio Rodriguez "Los Teenagers Bailan Changui"『Quindembo-Afro Magic-La Magia de Arsenio Rodriguez』

Wganda Kenya "Tifit Hayed"『Colombia! The Golden Age of Discos Fuentes-The Powerhouse of Colombian Music 1960-1976』

Viento Callejero "Yolanda"『Viento Callejero』

Ana Tijoux "Vengo"『Vengo』

Mongo Santamaria "Saoco"『Mongo's Way』




2.05.2016

2/25(木)DJイヴェント「Music is Music.」開催します。

たまにしか水をやらないので、枯れかけている当ブログですが、今回はお知らせでございます。

2/25(木)にDJイヴェントを開催します。
題して「Music is Music.」。

いつも手元に置いてある渡辺亨さんの著作から拝借しました。
「音楽は音楽、それ以上でも以下でもないだろう」
と勝手に意訳して、座右の銘にしております。

そもそもは別の話から始まったのですが、気づけば僕が一人で回すことになっていました。うまく乗せられてしまった感がなきにしもあらずですが、お店の通常営業時間内で、のんびりと音楽をかける重圧のあまりかからないスタイルでお願いしてあります。

場所はこちら、「music bar 45」さん(渋谷区桜丘町17-10吉野ビル2F)です。

「Peter Barakan's Live Magic!」のラウンジDJでご一緒させてもらった小山さんが紹介してくれました。彼の後輩の方が、昨年5月にオープンさせたばかりの新しいお店だそうです。12日に下見を兼ねて遊びに行く予定です。

普段からなるべくジャンル/国籍/時代に関係なく聴くようにしているので、どんな音楽をかけるかを説明するのにいつも頭を悩ませるのですが、いわゆるルーツ〜ワールドミュージックが多めになるとは思います、現時点では。断言してしまえば、僕が好きだと思った曲なら何でもかけますし、心からそう思う曲しかかけません。

月末の平日という不親切な日程で申し訳ないですが、もしよろしければお越しください。うまくいけば、毎月開催の運びとなる可能性もあります。どうぞよろしくお願いします。

お店は19時〜深夜まで、僕は20〜23時の予定です。

当日は、ミュージック・チャージ¥500+飲食となります。

お店のフェイスブックもあります。

1.31.2016

「It's Time for Africa! Vol.6」1月30日(土)渋谷


アフリカ音楽をひたすら掘り下げ、とことん楽しむDJイヴェント「It's Time for Africa!」第6回もとても賑わっていました。

昨年6月に行われたとき以来の参加でしたが、国際色豊かな凄腕DJたちの繰り出す心地良いグルーヴに終電まで酔いました。

根っからの音楽好きが集まっている様子ではありましたが、普段なかなか聴く機会のない遠い国の音楽も、先入観なしで耳にすれば多くの人が楽しめるものではないかなと思います。そういうきっかけの場もどんどん作っていきたいですね。



今月から新しいビルに移転したLi-Poも、旧店舗より広くなり木張りの床で気持ち良い空間でした。

次回は4月頃?今から楽しみです。

光栄なことに僕も仲間に入れてもらい、少し曲をかけました。正直なところ、アフリカ音楽に詳しいわけでもないので知っているものだけ選びましたが、意外に反響もあって素直に嬉しかったです。

プレイリスト↓
Super Eagles "Gambia/Zambia"『Golden Afrique Vol.1』
Grand Kalle & L'African Jazz "Parafifi"『The Rough Guide to Congo Gold』
Staff Benda Bilili "Moziki"『Très Très Fort』
Youssou N'dour "Tan Bi"『Nothing's in Vain』
Salif Keita "Yamore"『Moffou』
Bembeya Jazz National "Tentemba(live)"『Golden Afrique Vol.1』
Thomas Mapfumo & The Blacks Unlimited "Corruption"『Corruption

11.30.2015

西荻窪「STANDやぎのひげ」最終日

11月29日(日)は西荻窪「STANDやぎのひげ」最終日、店主の佐橋さんに誘ってもらったので、先週に引き続きお邪魔してきました。

18:00からInter FM「Barakan Beat 」を聴き、ピーター・バラカンさんに「やぎのひげ」も言及され盛り上がる店内。ラジオの電波と、今いるお店が繋がる不思議な感覚。

20:00からは3DJ'sが揃い踏み。
岡本ホーテンさんは沖縄もの〜河内音頭。
遂にお会いできた宮田信さんは古めのソウル〜ジャズを。
野中太久磨さんはダブ/レゲエぽい音から日本のダンスミュージックまで。
お三方とも、ほぼ全て7インチのシングル盤。慣れた手つきで滑らかに曲を繰り出す姿を、目と鼻の先で見せてもらいました。

なぜか自転車用ヘルメットを着用しプレイする宮田さん。

畏れ多くも、お言葉に甘えて僕も5曲だけかけました。
Bobby Womack "Lookin' for a love"『Lookin' for a love again』
Sly & The Family Stone "Luv n' Haight"『There's a riot goin on』
Steve Winwood "While you see a chance"『Arc of a diver』
Van Morrison "And it stoned me"『Moondance』
Kora Jazz Band "All Blues"『Kora Jazz Band & Guests』
偶然ですが、今回は全てA面の1曲目。

23:00からのInter FM「SUEÑO DEL BARRIO」を聴きながらお別れ。

音楽への深い理解とともに、人と人が出会う場を作ってくれた佐橋店長。
来年には本格的にお店を開きたいとのこと、あれだけ気持ちの良い空間を提供できているのだから、今すぐにもできるのではないかな。
ぜひ実現させてほしいです。

ひとまずフリーペーパーの発行を考えているそうです。

11.24.2015

Nov 22, 2015 - 西荻窪「やぎのひげ」 playlist


22日、日曜日の夜お越しいただいた皆さん、誠にありがとうございました!
熱い応援や励ましをたくさんいただき、3時間完走することができました。
かけた曲を知りたいという方がいますので、記念に書き留めておきます。

一筆書きみたくザァーっと流れを作りたかったのですが、僕の手際の悪さや会場のテンションの高さなどで、途中からあっちへ飛び、こっちへ飛び、となりました。
曲順までは覚えていないので、大まかに分類して記しておきます。


〜Allen Toussaint追悼〜
1曲目を何にしようかと悩み続けて、前日に決まりました。やはり僕からもアラン・トゥーサントを偲びたいと思い、最初に関連曲をまとめてかけました。

Lowell George "What do you want the girl to do"『Thanks I'll Eat It Here』
Allen Toussaint "Brickyard blues"『Bluesiana Hot Sauce』(Thanks to 秋山英夫さん)
Frankie Miller "I'll take a melody"『Frankie Miller's High Life』
Irma Thomas "Ruler of my heart"『Charlie Gillett's Radio Picks: Honky Tonk, Vol. 2』
Robert Palmer "From a whisper to a scream"『Sneakin' Sally Through the Alley』
Dr.John "Let's make a better world"『Desitively Bonnaroo』


〜Folk, Roots & Gospel〜
僕が今一番好きなのはこの辺り。ディランさえかけられれば満足というのはあります。
しかし、渾身の選曲にほぼ反応がなかったり、逆に地味すぎるかなと心配していた曲で盛り上がったりと、針を落としてみるまで分からないものです。

The Band "I shall be released"『Music from Big Pink』
Bob Dylan "It takes a lot to laugh, it takes a train to cry"『Highway 61 Revisited』
The Brothers and Sisters of L.A. "Mr. Tambourine Man"『Dylan's Gospel』
The Staple Singers "Uncloudy day"『Swing Low Sweet Chariot』
Leonard Cohen "Anthem"『The Future』
Joni Mitchell "Little green"〜"Carey"『Blue』
Karen Dalton "How sweet it is(to be loved by you)"『In My Own Time』
Leon Redbone "Big Bad Bill(is sweet William now)"『Champagne Charlie』
Jim Croce "Walkin' back to Georgia"『You Don't Mess Around with Jim』
Richard Thompson "Shoot out the lights"『Acoustic classics』
Bert Jansch "Strolling down the highway"〜"Angie"『Bert Jansch』
Van Morrison "Tore down à la Rimbaud"『A Sense of Wonder』
The Chieftains "Tabhair Dom Do Lámh(give me your hand)"『The Chieftains 5』


〜リクエストタイム Beatles祭+α 〜
静かめの曲で落ち着きたがる僕に聴衆が遂に蜂起、お店にあったレコード盤を片手に押しかけ、いとも簡単に防衛線は突破されました。でもビートルズを聴くのも久々だったので僕も気持ちが昂りました。

The Beatles『White album』から
"Everybody's got something to hide except me and my monkey"
"Happiness is a warm gun"
"Revolution 1"
George Harrison "My sweet Lord"『All things must pass』
はっぴいえんど "風をあつめて"『風街ろまん』
Nitin Sawhney "Nadia"『Beyond skin』


〜シンガーソングライター、アメリカーナ新作から〜
今回一番やりたかったのがここ。日本ではほとんど聴かれない豊潤すぎる世界。ほんの一部しか紹介できませんでしたが、どれも今年の私的ベスト10に入ると思います。

Olivia Chaney "Imperfections"『The Longest River』
Joan Shelly "Stay on my shore"『Over and even』
Patty Griffin "Go wherever you wanna go"『American Kid』
The Milk Carton Kids "Poison tree"『Monterey』


〜少しWorld Music ブラジル、マリ〜
他にもかけたかったですが時機を逸して、ほんの少しだけ。

Dominguinhos "O Babulina"『Domingo Menino Dominguinhos』
Jacob Do Bandolim "Noites Cariocas"『黄金のショーロ』
Les Ambassadeurs du Motel de Bamako "Tiecolom-ba"『マリのスーパー・グループ1975-1977』


〜After hours ジャズ、レコード再利用〜
22時を過ぎてお客さんも大部分入れ替わり、やっと少し肩の力を抜いて、淡々と回していました。少しアラン・トゥーサントの取り上げたジャズをかけて、あとは手元にあったアナログ盤から思いついた順に。

Thelonious Monk Quartet "Bright Mississippi"『Monk's Dream』
Duke Ellington "Solitude"(1934)『スウィング!presents デューク・エリントン・ベスト』
Bert Jansch "Needle of death"『Bert Jansch』
Nick Drake "Fruit tree"『Five leaves left』
Frankie Miller "With you in mind"『Frankie Miller's High Life』
The Band "In a station"『Music from Big Pink』
Bob Dylan "Queen Jane Approximately"『Highway 61 Revisited』
The Beatles "Mother nature's son"、"Julia"『White album』
George Harrison "What is life"『All things must pass』
Van Morrison "If you only knew"『A Sense of Wonder』